12月読書まとめ
2018 / 01 / 03 ( Wed )
12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:2952
ナイス数:86

天帝妖狐 (集英社文庫)天帝妖狐 (集英社文庫)感想
うわああああ…二作品ともふしぎな余韻である。買って一日で読みきってしまうほどの引力だった。
読了日:12月28日 著者:乙一
HUMINT(1) (ヤングマガジンコミックス)HUMINT(1) (ヤングマガジンコミックス)感想
pixivにあったころに読んだから面白いのは知ってたけど、単行本はコマが増えててパワーアップしてる。良い買い物をした感(絵は相変わらず美麗だし)。次巻も楽しみ。
読了日:12月26日 著者:マツリ
GOTH番外篇  森野は記念写真を撮りに行くの巻 (角川文庫)GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻 (角川文庫)感想
守護霊のような「僕」が相変わらず好きである。森野は初登場時に比べると不気味よりかわいいと思えるようになったが、そのバランスがまたいい。続編を…続編をおくれ……
読了日:12月24日 著者:乙 一
GOTH 僕の章 (角川文庫)GOTH 僕の章 (角川文庫)感想
たいへんに面白かった。展開というより主人公の危うさに躍らされてばかりだった。メイン二人は平行線を歩いている両想いのように思える。けれどそれでいい。全編を通して、社会も道徳も置き去りにした、繊細な繋がりに魅せられた。そして余談、命に頓着せずにコレクトするという概念が新鮮であった。これから何度でも読み返したい秀作。
読了日:12月24日 著者:乙一
GOTH 夜の章 (角川文庫)GOTH 夜の章 (角川文庫)感想
合本版で読んでるので短編の順序が少々違う。深淵をのぞく独特の雰囲気、不思議な距離感。犬の話あたりから主人公が干渉し出して、妙な感慨を覚えた。
読了日:12月22日 著者:乙一
ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。〈2〉ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。〈2〉感想
満足。途中で微妙なとこもあったが、終わり良ければ総て良しって感じで、いい締めだった。零と精霊たちのやり取りがこのシリーズのミソだね。この巻では年齢そのままで「転生」ってなってることへの答えもあって、1巻の違和感が払拭された。コウヤ登場も良い。主人公と対等な立場の人間が出てきたことで、パーティバランスが格段によくなった。だがとにかくチビどもがかわいい。次なる冒険も楽しみだ。
読了日:12月22日 著者:黒井 へいほ
トリマニア(4) (ガンガンコミックスONLINE)トリマニア(4) (ガンガンコミックスONLINE)感想
相変わらず最高。コルヴォ関連の話が大変美味でした。今後も目が離せません。
読了日:12月21日 著者:久世岳
悪の教典〈下〉 (文春文庫)悪の教典〈下〉 (文春文庫)感想
終わり方としては、好きな部類。雰囲気は上巻の方が好きかな…さすがに下巻は悪が看破されなさすぎだろ、とか、今度こそ止められる子が出るかなと思う度に希望がくじけられた。教訓を見せられたみたいだった。本物の化け物の前ではどんな工夫もあと一歩足りないので、真っ向から戦おうとせずに全力で逃げるが正解。おしむらくは、一番ずる賢い子が最初に抹消されたから後の苦労があったとこか。順子め。でも最終的に蓮実を暴いたのが人として当たり前の善行だったというところが、美しかった。
読了日:12月09日 著者:貴志 祐介
悪の教典(2) (アフタヌーンKC)悪の教典(2) (アフタヌーンKC)感想
絵に慣れたのか、サクサク読めた。こうして表情がつくと蓼沼がちょっとかわいそうに思えてくる…
読了日:12月04日 著者:烏山 英司
暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)感想
最高であった。言葉もなく心が近付き、お互いに気付いても言葉を簡単には交わせない。物語のテンポがよく、ターニングポイントがはっきりとわかって爽快。ほとんどの時間が家の中で過ごされるという決して派手な動きの多くない前半、「外に出る」瞬間の激しさ。一度目の別れ、再会。お互いに気付いていたけど実はアキヒロの方がずっと前から見ていた、という最後の種明かしにとても心が躍った。時間を置いたら、また読み返したい一作。これですっかりファンになったので、他の作品も求めたいところ。
読了日:12月03日 著者:乙一
遺跡発掘師は笑わない  悪路王の左手 (角川文庫)遺跡発掘師は笑わない 悪路王の左手 (角川文庫)感想
話にかかわる人物、勢力、国が増えすぎてか、話についていけなくなってクライマックスで感情が離れたように感じられる。コルドの今後の動きには注目したいところだけど、忍ちゃんの話も引っ張りすぎなような。誘拐とかした人たちも咎められてない…? ペクについては、私自身が祖父母と親世代から移民難民してるので、思うところあった。無量がラブコメ波動を出し始めたのはかわいい(笑
読了日:12月02日 著者:桑原 水菜
悪の教典〈上〉 (文春文庫)悪の教典〈上〉 (文春文庫)感想
とても完成されたストーリーテリング。

サイコパス殺人鬼もののカリスマに富んだ主人公は、最初こそ人をだます様子が清々しいが、だんだんと「いつ破滅するのだろう」というドキドキが出てくる。破滅の瞬間を期待するようになるのか、恐れるようになるのか。この作品では前者だった。盛大に打ち負かされて欲しい(笑

下巻に続く。
読了日:12月01日 著者:貴志 祐介

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