毛糸玉 計16個?
2015 / 02 / 18 ( Wed )
パーツだった段階



今ここ




わーい! (&髪切りました。


一応これで終わってはいるんですが、オプションとして前ポケットつけようかなと悩んでます。多分毛糸足りるので…。

指定どおりにすると大きすぎるから調整したり、結局袖と肩辺りがやっぱりちょっと大きすぎたり、そのくせフードは小さかったかもしれない…みたいな、学ぶ点は多かったです。

とりあえず、これからかぎ針でセーター編もうかな~ とか考えてる人いましたら、私から言えるのは「すげー時間と根気かかった!!」です。模様はほぼ同じものの繰り返しだからパーツ一個終わるまでは達成感もなく。やっぱ大きいものは棒針のほうが楽ですね。でもかぎ針のほうが変幻自在なのでこういうパーツの多いものはどうしてもカギの方が気が楽です。




あ~~ 仕事やること多すぎる (現実逃避

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00:21:08 | 余談 | コメント(0) | page top↑
40.c.
2015 / 02 / 14 ( Sat )
 沈黙が訪れ、二人の男は顔を見合わせる。
 先に銀髪の美青年の方が動いた。肩を竦め、指の間に挟んでいた輪状の武具を帯に収めてから、口を開く。

「まあ、聖女さんがそう言うなら。引き下がってもいいよ」
「聖女……って、まさかあなたたち巡礼者なの?」
「そういうことになるねぇ」
 美青年の発する涼やかな言葉は、耳に残るような流暢な発音で綴られていた。それなのにどこか人を馬鹿にした印象を受けるのは何故なのか。

 銀髪男が答えている間に、黒尽くめの男は少女を横抱きにして連れてきた。いつの間にか少女の濡れた外套を脱がせて代わりに自身の黒いコートで包んでいる。
 外套なしの姿になった男は、土色の長袖の上に袖なし革ベスト一枚といった薄着なのに、何故か平然としている。

「お騒がせしてすみません。私は聖女ミスリア・ノイラート、この二人は私の旅の護衛です」
 少女は頭をぺこりと下げた。睫毛が寒そうに震えている。
(野郎どもはともかく、この小さな自称聖女はどこからどう見ても無害そうね)
 彼女もぺこりと頭を下げることにした。身構えていた体勢を休めて、応じた。

「あたしは、ティナ・ウェストラゾ。こっちこそ、いきなり近付いてごめんね。怖がらせたなら尚更ごめん」
「大丈夫ですよ、気にしないでください」
「ならいいわ。ありがとう」
「ティナさんこそ怪我されませんでしたか」
「平気よ。服が少し切れただけ、こんなの大したことないわ」
「それを聞いて安心しました」

 男どもに対する警戒をまだ完全に解かないまま、ティナは笑ってみせた。聖女ミスリアも微笑みを返す。

「ふうん。それだけ?」
 せっかく和んできた場を、銀髪の男が妙な質問を挟んで邪魔をした。見れば奴は顎に手を添えて、良く整った顔を笑みの形にしていた。気に障る笑い方だ。
「それだけって、どういう意味よ」
 つい突っかかるような応答を返した。

「んー、名前のこと。それで全部なのかなって。ティナちゃんって、戦闘種族だったりしない?」
「…………」呼び方の馴れ馴れしさと、その単語に対してもムッと来るも――「知らないわ、そんな種族。初耳よ」と不快感を顔に出さぬように努めた。

「本当にー?」
「リーデンさん……失礼が過ぎないようお願いします……」
 ミスリアが苦笑い交じりに護衛の詮索好きに制止をかけた。
「あはは、それもそうかー。僕はリーデン・ユラス・クレインカティ、よろしくね」

「!」
 あまりに軽々しく名乗ったので、耳を疑った。冗談なのか本気なのか判断がつかない。
(まさか流行の偽物……!?)
 業界によっては特定の種族であるだけでかなりの増給が望める。それだけに金目当てで名を騙る連中は絶えない。
(この娘も詐欺に遭ってるんじゃ――)
 しかし、先程の戦いが脳裏にちらついて、ふいに心当たりができた。ティナは未だに一言も発していない男の方を見上げた。

「あんたも『そう』なの?」
 訊ねたら、黒髪の男はどこへともなく視線を逸らして答えない。
(無視されてる?)
 問い方が不明瞭だったからだろうか。言い直そうかと逡巡している内に、またもやもう一人の男が口を出した。

「質問に答えて欲しければ、そっちも手の内を明かせ――みたいなこと思ってるみたいよ」
「は?」
「この人が喋る気になるまで待ってたら日が暮れるから、僕が通訳してあげる」
「はあ……何よそれ」
 このままでは話が進まないし、手の内を明かすつもりも無かった。ティナは男どもとの会話を中断してミスリアの方に声をかけた。

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04:50:46 | 小説 | コメント(0) | page top↑
さむい… さむいよ…
2015 / 02 / 12 ( Thu )
今朝また献血してきました。
そのせいかはわかりませんが(暖房がついてないだけかも)寒いですぅうう

コーヒーいれてこよ… 

あと献血仲間の同僚に後で声かけてこよ。

あの人、ダブルやったんですよねー。私は体重足りないからできないけど、一回分でなく二回分の血液を抜いて、必要成分とか血球だけ抜いて液体を返すという特殊な献血スタイルらしいです。ただ返すのではなく点滴をくれればいいのに…ぜいたくか。



拍手コメント返信 ほや様:
ありがとうございます! 楽しみにしてくださる方がいる分だけ…みなぎります…!

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03:04:13 | 余談 | コメント(0) | page top↑
2015バレンタイン番外
2015 / 02 / 11 ( Wed )
ブログ7000HIT突破感謝感激!
やべえ、1万HITがリアルに近付いてきた…。始めた当初はどうせ永遠に行かないだろ、とか思ってたのにww



もう読まれた方もいるかもしれませんが、サイト「七ツ海」と小説家になろうのミスリアページの拍手お礼番外編をこっそり更新してます。どっちで押しても内容は一緒です。

世界の恋人の味方(言い伝え)、殉教者ヴァレンティヌスの犠牲を敬って…


まあつまりバレンタイン用に書き下ろした番外編ですよ。
我ながらちょっといい感じにムードに合ってる気がします(嘘)

冒頭からちょい残酷描写がありますが、ミスリアの読者ならそのくらい朝飯前ですよね★

ネタが降臨した時はもっとドキドキな感じだったのにいつの間にか甘さが削ぎ落とされていた…OTL

罵倒でもいいですから、感想お待ちしてますヘ(^∇^ヘ)


みなさま、良い2月14日を~

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02:44:37 | 余談 | コメント(0) | page top↑
40.b.
2015 / 02 / 09 ( Mon )
 視線を固定したまま、男は己に寄りかかって咳をしている少女をそっと離して背後に押しやった。
 誰何のやり取りも無しに奴は無言で呼吸をするだけだ。正面から眺めると、意外に若いことがわかる。

 硬直がとけ、第一に抱いた警戒心を思い出し、彼女は身構えた。
 この場合、自分と同等以上の警戒心を相手が見せるのは当然だった。それゆえ責めるのは場違いだとわかっている。わかってはいても、掠って裂けた衣服を見下ろすと怒りが募った。

(い、きなり何するのよ……!)
 怒鳴り散らしたい衝動を抑え込んだ。いくら心が望んでいようと、その行為は体力を消耗するだけで得策ではない。息を整え、もう一度状況を見直した。

(それにしても、どういう関係かしら。兄妹にしては似てないわね)
 少女の髪は柔らかな栗色だった。肌も白く滑らかそうで、一緒に居る男とは何一つ似ていない。

 どう声をかけようか、と迷っていた時間はそう長くなかった――
 ふと気が付くと視界から黒い男が消えていた。

 刹那の悪寒。
 視覚で脅威を確かめるより先に、左斜めに仰け反った。今度は短剣は掠るまでもなく通り過ぎた。

(受けられるよりも避けられる方が体勢を立て直すのに時間がかかる!)
 その隙を使って攻勢に出よう――左の膝を落として重心を安定させ、右脚で中段蹴りを繰り出した。
 思ったほどの隙は開かなかった。渾身の一撃はいなされる結果となった。
 男は左足を踏み出して体の向きを九十度時計回りに変えたと同時に、左肘を張って防御をしたのである。

(こう見えても長靴の爪先に鉄仕込んでるんですけど!?)
 視界の左側に、陽光を反射した短剣が目に入った。
 すぐさま奴は空いた手で突く動きに転じたのだ。
 剣の切っ先を、彼女は素早いサイドステップで避けた。

(痛がれとは言わないけど、少しくらい動きが鈍ってもいいのに……。これ以上後手に回ってたまりますかっ)
 伸ばされたままの腕を挟むようにして封じ、折りにかかる――
 途端、顔前に拳が迫った。咄嗟に腕を離して身を屈めた。

「なっ――あったまきた……! 乙女の顔殴るのにちょっとくらいは、躊躇、してよ!?」
 彼女は持ち前の脚力で斜め前に跳び上がった。その勢いで男の腹に頭突きを入れようとするも、空振りした。
 男が身を引いて距離を取ったのだ。

「逃がさない!」
 瞬発力で競り負けるのは初めてだ。何かが引っかかる。が、そんなことは今はどうでもいい。とにかく攻め込むのだ―― 
 風切り音と共に、何かが飛んできた。彼女は反射的にそれを蹴り落とした。草に刺さった凶器の輪を見て、新手の登場を知った。戦輪が飛んできた方向をキッと睨む。

 そして思わず呆気に取られた。大嫌いな「男」がもう一人現れたのだ。それは間違いないのに、黒い男とは別な異様さを放つ容姿だった。
 女性顔負けの繊細な美貌。彼女が苦手とする種の男らしさとは最もかけ離れていながらも、中性的とも呼べない、明瞭な凛々しさ。挙句、新手の男からは爽やかな森の香りがした。

 魅了と嫌悪の狭間で眩暈がする。一体何なのだ、今日は。

「…………二人とも、やめ……ください。その方は、きっと、しんせつで、ちかづ――」
 その時、小さな少女が咳の合間に言葉を紡ぎ出した。清らかで可愛らしい声だ。
 しかしその一声で男たちの動きがぴたりと止まったのと、歳に似合わず発音や言葉遣いが丁寧なのが、どうにも気になった。

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15:06:38 | 小説 | コメント(0) | page top↑
40.a.
2015 / 02 / 07 ( Sat )
 三週間に一度の買出しに都へ行ってきた帰り、彼女は森の中に異物をみつけた。
 冬立木と溶けかけの雪に縁取られた景色の中心に、翳りが浮かんでいる。
 見知らぬ男の後姿だ。たとえ知り合いだったとしても、男は一目に警戒を誘うような外見をしていた。

 稀に見る高身長で、遠目には細長い体格に見えなくも無いが、痩せているのとも違う。力強い佇まいからは隙が一切感じられなかった。背負っている大剣が更に男の危険さを主張している。
 見た目が異質であると同時にその場に染み込むような静かな存在感があった。感心しつつも、何故だかぞっとした。

(こんな所で……凍った沼地の前で何をしてるってのよ)
 怪しい、怪しすぎる。
 普段であれば彼女はこの沼の脇を通って帰路に着くのが常だった。別の道もあるが、ここの風景が好きなので通るようにしている。

 予期せぬ不審人物を見つけた今、関わるのを避けて、気付かれないように去ることだってできた。
 それをしないのは、縄張り意識に火がついたからだ。自分の住処にこれほど近い位置に知らない人が現れたのは見過ごせない。

 聖地と言えど冬の参拝者は滅多に来ないし、来たとしても皆わかりやすい外観をしている。強いて言うなればこの人となりは魔物狩り師なのかもしれない、が。
 それでも警戒をして損は無い。これだけ落ち着いた存在感であれば、突然襲ってきたとしたら、子供たちはすぐには反応できないだろう。

 彼女はそっと荷物を雪の中に下ろし、音を立てずに移動した。距離を保ったまま、横から観察しようという企みである。何せ上着のフードに隠れて相手の顔や髪がよく見えない。
 獲物を付け狙うハンターが如く慎重さで一歩ずつ踏み出した。

(濃い肌色は南東の人かしら)
 木々の間をゆっくり進んで観察した。フードの下から見える髪も漆黒だ。
(……何よあれ?)
 視線を下へと滑らせると、つい歩みを止めて二度見をしてしまう物を見つけた。

 男は左手に花輪を持っていた。
 今度はそれの色鮮やかさが異質に見えた。全身真っ黒の男の手にそっと握られる七色の花輪が、白と茶を基調にした冬景色の中で浮いている。

(真冬に花なんて、てんでおかしいわね)
 彼女は睨むように目を細める。
 花輪に気を取られていた所為で、次に起きた出来事に不意打ちをくらった。

 ――パキッ。
 薄い版が割れる音。つまりは氷が割れる音だとすぐにわかった。パキパキパキリ、とそれは小気味よく続き、やがて大きな水音がした。

 その時初めて、男の他にもう一人誰かが居たことを知る。
 後ろからだとちょうど死角になっていて見えなかったのだ。小柄な人物は氷の割れ目からずぶりと沼の中へと落ちた。水飛沫が四方に跳ねる。

「ちょっと! 大丈夫!?」
 急変した事態に伴い、彼女は余計な雑念を忘れて走り出した。
(女の子が溺れてる!)
 その位置なら浅いはずだが、今は冬だ。早く助け出さなければどうなるか知れない。

 黒尽くめの男は慌てふためく様子が一切なく、右手で大地に短剣を突き刺し、左手で少女を引き上げた。腕が長いからこそ楽々とできたことだろう。自分が落ちない為の短剣の使い方といい、まるで全ての展開を予想していたかのような対応だった。
 ひとまず彼女は安堵の短いため息をつき、次には怒鳴った。

「何で落ちるまで放置したのよ、無責任ね!」
 子供を氷の上で遊ばせたお前の監督不届きだ――そう責め立てたい気持ちと、きっと怖い思いをしてしまった少女への心配を抱きながら、彼女はずかずか二人に歩み寄った。

 近付くにつれて、革と鉄の臭いが鼻を突いた。もっと近付けば汗の臭いがするかもしれない。
 嫌悪感がこみ上げる。やはり「男」は嫌いだ。奴にあともう一言物申してから、女の子に助けの手を差し伸べよう、そう思った時。

 ひゅっ、と風を切る音――
 背筋がぞわっとしたのと後ろに飛び退いたのは同じ一秒の内に行われた。鉄の煌きが視界を右から左にと走るのを、遅れて視認する。

 男が振り向きざまに短剣を薙いだのだ。危うく斬りつけられるところだった。
 こちらを見据える右目は底なし穴のように黒かった。

 ――なんて研ぎ澄まされた敵意――。
 不覚にも、彼女の足は竦んだ。

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07:32:13 | 小説 | コメント(0) | page top↑
何の実も無い話
2015 / 02 / 05 ( Thu )
ハァハァ 今日もDir en greyは至上だ…


車の中でヒトカラもいいけど、ミーティング前に一曲挟んでやる気出すのも良い。

「濤声」 <<< この曲名毎回読み方忘れるんだけどw


聴けば聴くほどじわじわ来るタイプです。
この曲を着メロで半年以上はイケる気がします。



どうでもいいですが、ここ1-2年の間に私の身長が1インチ前後くらい伸びたようです。
家族や親友からの証言が以前からあって、それで最近相方からも肯定の声が出ました。


はっきり言って私、アラサーなんですけどwww 何故伸びたwwwww




えーと、次話投稿は明日明後日を目指します。


追記:
ミーティングが私の知らないうちにキャンセルされてたw。帰還しました!

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23:57:06 | 余談 | コメント(0) | page top↑
うpだて
2015 / 02 / 03 ( Tue )
Update:
地名・組織名のページにジュリノイとルフナマーリを追記しました。
四章にもなるとこういう紹介ページが結構充実して来ましたね。

まあ、それでも戦記モノとかとは比べるべくも無いですが(苦笑

新しい名前は一章につき七名まで出す、と自分ルールをつけているので、最終章になっても名前のある人物は35名のみとなるはずです。ゲズゥの親など、完結した後に名前が出たりするかもしれません。

地域名も必要のない国の名前は出しません。18カ国のうち10くらい出るでしょうか。謎。

教団本部は非法人地域にあるので名前は無いと思います。


いやー、政治スタイルとか、ミスリアを書き始めてから色々な意味で勉強になってますw

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03:54:47 | 余談 | コメント(0) | page top↑
お米返し
2015 / 02 / 01 ( Sun )
>>みかん 様

土鍋ご飯いいですね! 親戚の家ではお世話になってました。
毎食新鮮なお米つやつやー うらやましいぃい なんていわないんだからねっ



>>ミスリア親衛隊 様

しー、猛獣が起きるからお静かに…

こんにちは! いつもながら深く読み込んでいただけて幸せです。
山賊の頭領の愛人の間男www 不潔ww 的確な表現ですな!

ゲズゥはどこかずれた倫理観は相変わらずですが興味のある対象のことは細かく気にかけていることでしょう。気にかけてるからといって彼に遠慮の二文字は無いですね。その感情が揺さぶられ完全に目覚めたらどうなるやら…。見守りましょう(╹◡╹)

そらされた目線を強引に合わせる手段では顎を掴み上げるのが主流と思われます(あ、近年流行ってる壁ドンがありましたね)が、そこで此度のげっさんのチョイスは「跪く」…w ひとえに身長差の成せる技でございます。彼の心中で蠢くナニカの片鱗が見えましたかしら、むふふ

一方でこの頃のミスリアはちょっと思いつめすぎてる感じがありますね。本能や勘で浮遊してるゲズゥとバランスをとってほしいところです。多分二人とも根はまじめなんだと思いますが。やがて来る(かもしれない)乙女としての覚醒にも目が離せません。いやほんと、お姫様抱っこの大安売りにも乙女心が動じなかったのってホント恋愛モノの主人公としては、おいおい、と突っ込んでやりたい。


何はともあれ、コメントありがとうございます!!!! 存分に2828させていただきました!

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05:03:43 | 挨拶 | コメント(0) | page top↑
39 あとがき
2015 / 01 / 31 ( Sat )
おわつた!


今回はノり出せば楽でしたけどノるまでがちょっとかかりましたね。
冒頭の場面はお気に入りです。光の竜。


そういえば最近コメント機能の設定を変えてみました。
なんか制限とかをいじったり、承認制にしてみたり。大体はパスワードを設定すると書き込みがブロックされる謎の制限があったのですが、これでなくなったのかはわかりません(・∀・)


続きは読み終わった方どうぞ


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続きを読む

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04:43:25 | 挨拶 | コメント(0) | page top↑
39.g.
2015 / 01 / 31 ( Sat )
「仮に対象が聖獣だとして、その大いなる存在と意識を共有する必要性は何なんだろうね」
「行き先を知る為ではないのですか? 直接導かれるのであれば情報漏れも防げますし、個々が別の道を進めば部外者に聖獣の眠る場所も隠し通せますし」
 ミスリアは歩を緩めて考え込んだ。

「それも一理あるけど、別の攻め方をしよう。僕は塔の聖地に踏み入っても何も感じなかった。きっとナキロスの地――最初の巡礼地、を通っていないからだと思う」
 心なしかカイルの声が遠くなっている。
 顔を上げると、自分の所為で二人の青年が立ち止まっているのに気付き、ミスリアは急いで追いついた。

「なるほど、そうだったんですね。ナキロスの教会は、どうして最初の巡礼地に選ばれたんでしょう」
「昔は違ったみたいだよ」
 ある時を境に教団が岩壁の教会を始めの聖地として推奨しているだけで、昔は別の場所だったりしたらしい。

「その理由を訊いて回っても知ってる人はほとんどいなかった。でも引退した元枢機卿猊下と会った時、あの人は教えてくれた――」
 始めの聖地は帰納的論法によって定められるという。条件は、その場で大いなる存在と同調できた人数がより多いことだ。理屈など関係ない、多くの人間がその地で大いなる意思に触れられた事実さえがあれば事足りる。
 同調という単語にミスリアは反応した。刹那の間、教皇猊下のご尊顔が脳裏を過ぎる。

「聖地巡礼の本来の目的は、個人が聖獣と霊的な繋がりを確立する為だと思う。それが完全になるまで巡り続ける。だからきっと、一人一人が巡る聖地の順番も総数も違うんじゃないかな」
「霊的な繋がりを確立する為…………」
 相変わらずカイルの説く論は、一言ずつがすんなりと腑に落ちるようだった。

「結局、繋がりを持つことに何の意味があるのかまではわからないけどね。もしかしたら繋がることそのものが目標で、それができれば聖獣に蘇るように呼びかける力や権利を得るのかも」
「どうなんでしょう。ちょっと私には難しいです」
 ミスリアは苦笑を返した。
「聖人聖女たちに教団がどうして何も教えてくれないのかなら、わかる気がする」
 そう言って友人はまた微かな笑みを浮かべた。ミスリアは首肯した。

 霊的な現象に関しての口頭での説明には限界がある。頭での理解と全身全霊で感じ取るのとでは重みが違う。
 加えて、先入観なしに肌で直に感じ取るのが最も望ましい。「ここに立てば何か感じるよ」と言われた後では、感じたことの大部分が思い込みに占められてしまう。
 だから教皇猊下はあの時、とにかく聖地に行ってみなさいと助言して下さったのだろう。

「話は変わるけど、ミスリアは道中、魔物信仰の人に会ったりしなかった?」
「いいえ。旧信仰の方々にならお会いしました」
「ああ、対犯罪組織に出くわしたって言ってたね」
「彼らは組織を『ジュリノイ』と名乗りました」
「ジュリノク=ゾーラ、『正義を執行する神』を掲げる集団。今の教団にしてみれば絶対に分かり合えない連中らしいね」

 ちょうどその時、少し前を歩くゲズゥが止まって振り返った。

(こっちの会話なんて興味無さそうだったのに)
 これまでも聴いていない振りをしていただけだったとは思うけれど、一変して、彼は聴き入るように僅かに上体を傾けた。

「まあそれ以上に魔物信仰の人は凶暴だってね。最近、僻地で不穏な動きを見せてるって……はち合わないならそれに越したことはないよ」
 魔物信仰という言葉は、久しく耳にしていない。修道女課程での授業以来だろうか。ヴィールヴ=ハイス教団とは主旨が度々衝突しがちな旧信仰に比べ、魔物信仰は聖獣信仰のまごうことなき敵対思想だ。

 確か魔物信仰は旧信仰などよりもずっと、詳しいことは誰にもわかっていないはずだった。謎に包まれている理由は信者の少なさよりも、彼らの秘密主義による。

(どうして魔物を崇めるのかしら)
 全く共感できない。哀れと思うことはあれど、信仰の対象にするなど――。
 恐怖が畏怖に、畏怖が憧憬にすり替わるようなものだろうか。

 或いはカイルが調査している、人々の魔物に対する認識を突き詰めた先に答えがあるのではないか。
 約束事へ向かう彼と別れた後ももうしばらくミスリアは道端で考え込みたかったが、冷たい風に打たれてハッとなった。

「私たちはこれからどうしましょうか」
「さあ」
 ゲズゥからは全く何も考えていなそうな返事があった。では、とミスリアは案を出す。

「今日こそ沼地に行ってみてもいいですか?」
 帝都に着いた初日に熱を出してしまって訪れるのを断念していた、沼の聖地。
 最後に雪が積もってから数日が経ち、晴れた日も続いていた。歩きづらい雪道の面積は減っているはずだ。沼そのものが凍っている可能性は否めないとしても、近付くくらいはできよう。

「わかった」
 早速ゲズゥは大股で歩き出した。置いて行かれないようにミスリアは小走りで応じる。
 ややあっていきなり青年は立ち止まり、左肩から振り返った。今日は「呪いの眼」を隠す黒いガラスを入れていないらしく、左眼は金色の光の粒を含んでいる。彼は何かを吟味するようにミスリアを眺めた後、呟いた。

「背負ってやろうか」
「……じ、自分で歩けます!」
 声を上げて反論する。
 悔しいような恥ずかしいような、妙なこそばゆさを拭わんとして、足早にゲズゥの傍を通り過ぎた。

「また倒れるなよ」
 どこかしら笑いを含んだ声音だったが、気のせいに違いない。
「その節はありがとうございました!」
 風邪なんてもう引かないもん、大体子供じゃないんだから、切迫してない時まで運ぼうとするなんてひどい、女の子を何だと思って――と頬を膨らませてから気付いた。

(まさかとは思うけど事務的に訊いてたんじゃなくて、からかったのかしら)
 でなければどうして自分は真っ先に怒ったのだろうか。
 後ろを見やると、青年はコートのポケットに両手を突っ込んで佇んでいた。表情から読み取れる情報は皆無である。

 根拠もなく何故からかわれたと感じたのだろうか。問うように見つめても、彼は瞬くだけだった。
 疑問符を回収できないまま、ミスリアは再び前を向いて歩き出した。

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04:33:16 | 小説 | コメント(0) | page top↑
39.f.
2015 / 01 / 29 ( Thu )
「そうだったんですか」
 確かめたいこととは何だったのかと訊こうとした瞬間、ごめん、と言ってカイルは制止の手を挙げた。彼の眼差しは人波の勢いが弱まるタイミングを見計らうように遠くを見据えている。

「続きは待ってもらっていい? この後、人と会う約束をしてるから、そろそろ戻らないと」
「勿論構いませんよ」
 大通りを一瞥し、ミスリアは歩き出す心構えを整えた。身体が小さいと人の隙間を通りやすいけれど、一方で呆気なく勢いに流されかねない。転んでしまえば最悪の場合、踏み潰される。そう想像するとなかなか最初の一歩が踏み出せない。

「彼に前を歩いてもらえば少しは歩きやすいかも」
 こちらの躊躇を感じ取ったのだろうか。友人はゲズゥに目をやり、提案した。
「お願いしていいですか」
「……はぐれないように気を付けろ」
 長身の青年は背を向けて前に出た。そのコートの帯を、ミスリアは掴むことにした。

 人を押しのけたり間を縫ったりして三人は来た道を戻った。
 周りは相変わらず我を忘れたように騒いでおり、時々ぶつかる人からは酒の臭いが漂う。民衆が密集している箇所を通るとやたらと気温が上がって、逆に誰も居ない箇所に出ると震えるほどに寒い。温度や湿度の目まぐるしい変動に目が回りそうだった。

(これは、前後を歩く二人のサポートが無ければ絶対に窒息しているわ)
 思えばここ最近は移動をする度にリーデンが前を歩いていたので、混んでいる道でも難なく進めた。あの絶世の美青年の行く道を阻む者は少ない――顔だけでなく、立ち居振る舞いやオーラのような何かが人を寄せ付けないのかもしれない。

「リーデンさん、午後のパレードが終わったら合流すると言っていましたけど、大丈夫でしょうか」
 騒々しさからやっと少し離れられた所で、ミスリアは口を開いた。

 ゲズゥの母親違いの弟、リーデン・ユラスは朝から一人でふらりとどこかへ姿を消していた。もはやそれは日常となっている。

 帝都に来てからの彼があまりにも楽しそうなので、昼間の護衛はゲズゥだけで充分ですからどうぞ好きに過ごしてください、とミスリアは自由行動を容認している。本人は趣味の人間観察をしに行っていると言い張るが、真偽のほどは知れない。

「アレなら多分」ゲズゥは帝都中心の高地の方を向き、遠目には人々の姿が虫の大きさにしか見えない位置を指差した。「あの辺に居る」
「弟くんのこと、アレって言ってるの?」
 背後からカイルが笑い声と共に指摘する。

「アレは、アレでしかないが」
 当然のように答えるゲズゥ。気にしたことは無かったけれど、確かに人間をアレ呼ばわりするのはおかしい。
「まあ君がそれでいいならいいよ」
 と、やはり笑い声が返る。

 ようやく三人並んで歩ける広さの通りに出て、カイルは後ろから進み出た。彼は白装束の袖を押さえつつ「失礼するよ」と一言断ってミスリアの造花の輪を直した。ずれはしても、奇跡的にここまでの道で落としたり失くしたりしていなかった。

「それでさっきの話――ミスリア、聖地に行ってみて、何を感じた?」
 琥珀色の双眸が真剣そのものになった。自分も真剣に答えなければ、と反射的に表情を締める。
「遠くに居る、見えない何かの意思を注がれているような……そんな感覚でしょうか」

「僕も他の巡礼者との話で、似たような証言を聞いてる」
「それでしたら……」
 ミスリアも同じく、聖女レティカと互いの経験を教え合ったことがあった。そして彼女も、同様の内容を語ったのだった。

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09:45:05 | 小説 | コメント(0) | page top↑
39.e.
2015 / 01 / 27 ( Tue )
「あと一時間もしない内に年が明けます。カイルやリーデンさんが戻ったら、ご馳走にしましょう」
 祝宴の準備に奔走する人たちを手伝うべく、ミスリアは階下を目指した。
 ゲズゥは無言で後ろについてきた。

「くつろいでいてもいいんですよ?」
「手を貸した方が早く食えるなら、貸す」
 よほど食事が待ち遠しいのだと受け取れる返答だ。ミスリアは漏れる笑いを右手の指で抑えた。

「では、行きましょうか」
 尖塔を降りて、教会の人気の多い中心に近付くと、ふいに思い出した。
 そういえばさっき彼は何を言いかけたのだろう。不思議に思うも、結局問い質す機会を逃したまま、その件は意識から忘れられることとなる。

_______

 新たな年に入ってから五日が過ぎた。ルフナマーリの通りはまだまだどんちゃん騒ぎの連日で小道に至るまでに込み入り、徒歩で移動するには結構な時間がかかった。かといってお祭期間中の規定で馬を使うこともできない。

 空は盛大に晴れている。それでいながら陰の中は比べるべくもなく寒い。
 ミスリアは物陰に入り、護衛のゲズゥと友人のカイルサィート・デューセと共に壁を背にして立ち竦んでいた。ちょうど午後のパレードが始まったので、次の移動を始める前に人混みが収まるのを待つことにしたのだ。
 
 トランペットの高らかなメロディが通りかかった。続いて輿の上で身体を捻って踊る異国風の女性たち、歩幅をきっちり揃えて進む打楽器隊、何頭もの白馬に引かれる華やかな馬車。

 元日のパレードでは帝王とその妃が似たような馬車に乗り込んで自ら巡回したらしい。当日来ていたのに「らしい」としか言えないのは、人出が多過ぎて顔が見えるほどには近付けなかったからだ。

「お花どうぞ~!」
 自分と同い年くらいの着飾った少女たちが、造花を無料で配っている。愛らしい仕草で一輪ずつ差し出しては相手に半ば押し付け、そしてくるくると長いスカートをなびかせて去る。
 何度も受け取る内にかなりの量が溜まった。それをカイルが器用に花輪に繋げて、ミスリアの頭にのせる。

「な、なんだか恥ずかしいですね」
 そっと手袋を嵌めた指先で触れてみる。紙素材の割にはしっかりとした造りらしい。少なくとも風に吹き飛ばされたり、ちょっと人にぶつかったくらいで形が崩れたりはしなそうである。

「めでたい感じがして周りの空気に馴染んでると思うよ。よく似合ってる」
「ありがとうございます」
 スカートの裾を広げ、ミスリアは僅かに紅潮した頬を隠すようにして頭を下げた。
 その後もしばらく二人でお喋りを楽しみつつ和んだ。

「それにしても、せっかく来たのに、塔に入れなくて残念だったね」
「はい」
 ミスリアは深く頷いた。
 今日は三人で聖地の一つである東の城壁の塔を訪れたのだが、入り口前で追い払われてしまった。

「仕方ないか。祭日で人の出入りが多くなってるから、気を張ってるんだよ」
 高い塔は都の警備にとって要所の一つだ。どんな危機も遠くから早目に察知すれば、警鐘を鳴らして対処できる。
 この時期に中に入れて欲しいと頼んでも、取り入れてもらえないのは当然だろう。

「警備兵の方々は少なくともあと一、二週間は部外者を入れられないと言っていましたね。参拝者でも聖職者でも」
「二十九の聖地の中では珍しいタイプだね。現代でも聖地以外の機能があるなんて」
「カイルは中に入ったことがありますか?」
 友人を見上げて訊ねてみると、彼は微かな笑みを浮かべた。

「あるよ。実はルフナマーリに最初に着いた時に、行ってみたんだ。僕は君みたいな巡礼をするつもりは今は無いけど、ちょっと確かめたいことがあったから」

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14:06:18 | 小説 | コメント(0) | page top↑
ぱちぱち
2015 / 01 / 26 ( Mon )
拍手御礼ようやっと更新しました。
これまでと違ってあまり明るい話ではないですが、どうしても書きたくなったので!

よかったら読んでやってください~

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22:55:34 | 余談 | コメント(0) | page top↑
39.d.
2015 / 01 / 23 ( Fri )
 思い起こされるのは聖女レティカの告白。彼女は己には準備や力が足りないと言っていた。性急過ぎた旅立ちにつれ、エンリオとレイが犠牲になったのだと。
 なら自分はどうだろうか。
 どこからどこまでが早急で、どこからなら用意周到と言えるのか。旅を成功させる為にはどんな強さが必要なのか、はっきりと正解が決まっているわけでもない。もしも決まっていたとしたら、とっくに聖獣は飛び立っているはずだし、必要な情報も修行の内に教えられていたはずである。

 四百年前に聖獣が蘇った際にも、もしかしたら大勢の犠牲があったのかもしれない。それでも当時の聖人聖女たちは前に進んだ。
 ミスリアは今一度、片膝立ちの姿勢でいる青年を直視した――幾度となく危機や絶望から引き上げてくれた手を。彼の前では意気阻喪といった概念は形を保てないようだった。

(私は貴方の強さに甘えてるのでしょうね)
 とは口には出さなかった。袖で目元を拭い、誤魔化すように微笑む。

「お姉さまの大願を代わりに実現したい、その為に発ちました。それが一番の理由です。だから決して、世界を救う為だなんて言えません。私は敷かれた大義に沿っているのであって……その上で自ら生きているのではないのだと思います」

 聖女を名乗り教団の意志を纏う者がこんな心意気では不足だと、自覚はあった。度々痛感する覚悟の足りなさもきっとここに起因している。姉のカタリアをはじめとした多くの人間が偉業を果たそうと、果たせると信じて目指しているのに。

 ミスリアには果たせる自信が無いし、どんなに己を騙そうとしても、結局は別の誰かの願いだ。
 幼い頃受けた影響が育ちすぎてしまった。今更いくら考えても自分のみから生まれるオリジナルの夢なんて何処にも見つからない。
 ふと思い出すと、どうしようもなく恐ろしくなる。

 ――本当は前に進むのも、戻って別の道を探すのも、怖い――。
 自分が実はとても空っぽな人間なのではないかと疑う。
 そしてこんな情けない「聖女」に世界の最果てまで付いて行くことを余儀なくされたゲズゥ・スディルは、

「理解した」
 と応じて立ち上がった。
「え? そ、そうですか?」
 やけにあっさりした返答に戸惑う。

「……存外、お前も、未来に何も望んでいなかったんだな」
 続く無表情での一言。ミスリアは唇を凍らせた。
「だからどれだけ人に囲まれても、孤独だ」
「――――」
 返す言葉を持たないまま、耳に付くほどの浅い呼吸を繰り返す。

「その一点に於いておそらく俺たちは……」
 黒い瞳に映る感情は同情のようで、しかしまた別の何かが含まれているようでもある――
 突如、空気が搾り出される鈍い音が響いた。空腹を訴えかける音だ。呼応するようにミスリアの胃の辺りもきゅっと切なくなる。

「そういえば昨晩から何も食べてませんね」
 清い身で年明けを迎えるべし、というヴィールヴ=ハイス教団から伝わった慣わしだ。ギリギリまで断食し、新年の到来を報せる鐘が鳴り響いた直後は、近しい者と杯を酌み交わして年初の食事を摂る。




>>驚きの発見<< これまでの「聖女ミスリア」に「希望」の二文字を検索かけてみたら、なんと三回しか使われていなかった!

この会話は連載が始まる前から書きたいと決めていた場面の一つです。場所や台詞など、イメージからは大分かけ離れてしまいました。主にげっさんのキャラが原案ではもっと熱かったせいなんですが(ワロス) 今ではもうきゅうりよりも冷めてしまってます。

当初の予定よりも結構ミスリアは「自分を見失っている系ヒロイン」になってしまいました。小心者だけど必要あらば思い切りがよく、しかして「私は弱いんだわ、ヨヨヨ」と思い込んでいる節のある感じ。家庭もアレなんですが、それはまた別の機会に。

目指せ、脱・思い込み!


拍手返信@みかん様:
炊飯器が無いということは……釜飯派ですか!?

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